2009年06月03日

地域活性化・経済危機対策臨時交付金の活用事例集

【「ふるさと雇用再生特別交付金」「緊急雇用創出事業」 注目の独自地方事業!】
http://kiracchi-serendipity.sblo.jp/article/29244890.html

先日の↑のエントリーで、平成20年度の二次補正で作られた2つの交付金について、その注目事業を書いたのだけど、平成21年度一次補正でも同様に「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」という地方自治体にとっては使い勝手の良い交付金制度が用意されている。実は、こちらの方の交付金は地方自治体への参考用として↓の事例集が用意されてるんだ。

【内閣府地域活性化推進担当室 地域活性化・経済危機対策臨時交付金活用事例集】
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/siryou/pdf/090428jireisyu.pdf

この事例集は、平成20年度二次補正の生活対策臨時交付金を対象に実施した事業の中で、各都道府県が推奨する159事例と、各府省の推奨する191事例を取りまとめたものであり、「地球温暖化対策」「少子高齢化社会への対応」「安全・安心の実現」「その他」の4つに分類されている。

さて、今日はこの事例集の中からいくつかの事業をピックアップして皆様に紹介する事にしよう。



pelette-stove.jpg
【地球温暖化対策 19.小学校へのペレットストーブ設置事業 愛知県豊橋市】
燃料のペレットも地元産で賄えるみたいだし、カーボンニュートラルって事で、石油ストーブよりは環境にはいいわけだ。ただ、果たしてこのペレットストーブで子供達への環境保護を意識付けできるかは厳しいんじゃないかな?そもそも、子供に「カーボンニュートラル」の概念を教えるのが非常に難しそう。(笑)
できれば豊橋市ではなくて、寒い地方でこの事業をやる方が環境効果の方もてきめんに効いてくると思うんだけどな。


new_flu.jpg
【安全・安心の実現 11.新型インフルエンザ対策事業 神奈川県座間市】
ちなみに、この事例集が公表されたのが4月28日。大抵この手の物は、その一週間前くらいからすでに事例集作成のために地方自治体にも照会をかけてるわけだ。って事は、日本で豚インフルエンザが大きく報道される前に、すでに神奈川県座間市は新型インフルエンザ対策の事業を昨年度の補正予算で実施してたわけで、非常に目の付け所が良かったような気がする。おそらく、秋以降に新型インフルエンザの第二波が来るだろうけど、座間市の取り組みでどの程度新型インフルエンザを阻止できるのか興味深い。


earthquake_system.jpg
【安全・安心の実現 13.緊急地震速報システム設置事業 宮城県多賀城市】
どこに緊急地震速報システムを設置するのかによるけれど、俺的にはこれもお金の使い方としては非常に良い感じがする。というのも、宮城県沖では四半世紀に1回くらいはM7クラスの地震が起きているので、おそらく間違いなくこれが役に立つ機会が近いうちにあると思うんだ。例えば、人の命にかかわる施設(手術室のある病院)とか、二次被害の怖い公共施設(ゴミ焼却場等)に設置すれば、非常に筋の良い話だと思う。


flexible_conttena.jpg
【その他 71.漂着ごみ等収納用フレキシブルコンテナ購入 長崎県対馬町】
確かに、対馬町で出来る事は対処療法しかないか。漂着ごみに関しては、日本政府から韓国や中国にはっきり抗議してもらう事が一番良さそうな気もするが。(笑)とは言いつつも、対馬の場合は町の財政に対して観光収入も無視できない規模だと思うので、景観維持のためにも漂着ごみの処理は大事なんだろうね。しっかしポンチ絵を見る限りは、凄いゴミの量だなぁ。


toilet.jpg
【安全・安心の実現 26.小学校トイレ洋式化事業 福井県美浜町】
思わず、この事業には笑っちゃったよ。最近は和式トイレの使い方を知らない子供が増えてるわけかぁ……。「ある意味、和式トイレの使い方を教える方がよっぽど教育的なんじゃいの?」と、俺なんかは思ってしまうのだけど。(笑)


hero.jpg
【その他 17.商店街の情報発信PR事業】
そして、今回の事例集中で一番面白かったのがこれ。ポンチ絵を見るだけだと、一体何の事業なのかさっぱりわからないわけですよ。(笑)これは実際の自治体の事業例ではなくて、各府省の提案している事業なんだけど、こういう面白い物を出してくるのは経済産業省だと、俺は確信している。(笑)
しっかし、左の赤い人は既存のヒーロー像にマッチしてるんだけど、右の子はメイド喫茶でバイトしてる女の子に仮面をかぶせた様な感じなので、これは斬新なヒロイン像だよなぁ。(笑)



事例集の方を見ると、やはり地方からの推薦事業の方が、それぞれの地域独自の問題を解決するための事業がよく出てるし、より具体的な説明になってるんだよね。
国の提案事業は、よりマクロ的な視点で提案されている物が多くて、「実際の運用の仕方は地方に丸投げ」みたいな物が多いので、これじゃ確かに地方自治体にとっては扱いにくいかもしれないと思ったよ。(うちの局からも提案事業を出しているので、あまり大きなこと言えないのだけど。(笑))

ところで、この「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」については、実際に地方がどんな事業を実施したかを追って本ブログでも取り上げたいと思っている。
posted by きらっち at 23:49| Comment(0) | TrackBack(3) | 仕事
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