2009年08月06日

昨日の敵は今日の友

【64回目の原爆忌、平和への誓い新た】
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090806/sty0908060911003-n1.htm

8月6日、9日、15日。俺の感覚からすれば「日本人の常識」と思っていた事なんだけど、いつだったか後輩の大学生にそんな話をしたところ、「えっ、何の日ですか?」と逆に聞き返されてしまった経験がある。彼は俺と同じく大学で情報工学を専攻していて、高校では日本史を取っていなかったとはいえ、こういう事実を目の当たりにしてしまうと、「やはり日本人から戦争の記憶が消えてしまうのは時間の問題かな?」とも思えてしまう。


さて、ここからが今日の本題。
よくよく考えてみると日本人の気質ってのは面白いもので、終戦後はアメリカ占領下において復興の道を歩むわけですが、GHQ撤退後も日本はアメリカと継続して良好な関係を築いていきました。長崎と広島で原爆を使用されたにもかかわらず、日本は反米国ではなく親米国としてその地位を築いていくことになります。通常あれだけの事をされたら、他の民族の場合は「何が何でもアメリカだけは死んでも許せない!」と、イラクやアフガニスタンみたいにテロが頻発しそうですが、日本はそうではなく、政府も民衆も反抗せずに自分の国に原爆を落とした国と一番仲良くなったわけです。
もちろん、その後の経済援助等々のアメリカから得られる「実利」を期待していた事もあるでしょう。あるいは日本人が戦争に疲れてきってしまい、アメリカすら恨む気力も無かったのかもしれません。ただ、いくら戦勝国に占領されたとはいえ、その後もこれほど従順にアメリカに従う国は、後にも先にも日本だけだったんじゃないかなぁ、と思います。

その事を、日本文化を勉強しているアメリカ人留学生に聞いたら、「それについては、将棋とチェスの違いにヒントが隠されているのでは?」という事をその人が言っていて、はっとしたのを思い出します。
どういう事かと言うと、将棋は殺した相手の駒を再び自分の駒として使う事ができるのに対して、チェスは一回殺した相手の駒が復活する事はありません。「昨日の敵は今日の友」という日本の諺もありますが、日本人は敵を味方に引き込む包容性や、今まで敵だったのに味方になれる適応性を持っているとの事です。一方欧米人の場合、敵は「一切信用ならん」という事で皆殺しにするのが通常の感覚だそうで、その当たりの気質の違いが将棋とチェスに色濃く反映されているというわけです。

俺は、この話を聞いていろいろと考えるところがあったのですが、果たしてそういう日本人の気質を「美徳」と言えばいいのか、「お人好し」と言えばいいのか、俺にはまだわかりません。ただ、話として面白いと思ったので、今日のエントリーのネタにさせてもらいました。




今日のエントリーで、「なるほど」「ふむふむ」「面白い」などと思ってくれた方で、一票を頂ける方は是非ともお願いします。↓
人気ブログランキングへ
posted by きらっち at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/31113966

この記事へのトラックバック