2009年09月09日

CO2の25%削減〜誰がどのように負担する?〜

【CO2 25%削減 どう実現するか道筋示せ】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/120693

【家庭で温室ガス25%削減…家計負担は最大650万円】
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090908/env0909082309005-n1.htm

産業界と議論も根回しせずに、「2020年までに1990年比で25%削減」なんて決めて大丈夫かな?「高速道路無料化」や「子供手当て」もそうだけど、最終的に誰がどの程度の負担するかを決めずに数字だけが一人歩きしている状況なので、非常に危ない案件ではあるな……。
それに最近、現政権(自民党&公明党)が「2020年までに、2005年比で15%減(1990年比で8%減)」という目標を決めたばかりなので、かなりの路線変更になるって事だよね。


world_co2_emission.jpg
しかも、↑の画像を見て欲しい。これは、2006年の世界各国の二酸化炭素排出量割合である。(出典 EDMC/エネルギー・経済統計要覧2009年度版。全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より)
俺がこのグラフを見ると、「世界の二酸化炭素排出量の総量を減らしたいなら、日本(全世界の二酸化炭素排出の4.5%を占める)が身を削ってまで25%削減するよりも、アメリカと中国(全世界の二酸化炭素排出の42.1%を占める)に多少の努力を促す方が排出総量を削減させる観点からは合理的なんじゃないの?」と思うのですが、皆様はどう考えますかね?
確かに鳩山代表は、「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が国の約束の前提だ」という仮定も言っているのですが、2005年比でEUが13%減、アメリカが14%減の目標を掲げている中、日本は2005年比に直すと30%減の目標を掲げているわけで、果たして各国が日本の高い数値目標について来れるかどうか心配です。もし、この事を今月の国連総会で言うのであれば、日本としての国際公約になってしまうので、果たしてこのまま民主党が1990年比で25%減を押し切れるのか興味深いところです。


あと、民主党は無駄削減で10兆円以上の予算を捻出するつもりとの事ですが、「高速道路無料化」で二酸化炭素排出が増加という政策を打ち出しているにもかかわらず、「二酸化炭素の25%排出削減」というような矛盾政策をいくつか抱えています。これから、いろいろと予算の無駄を見つけて民主党に報告しなければならない我々(公務員サイド)からすれば、「解決しなければいけない課題に優先順位をつける」とか「民主党の矛盾政策の無駄削減」の方をしっかりしてからでないと、どのような方針/考え方で予算を削っていけばいいのかわからないので、その辺りをしっかりと民主党には示して欲しいと思います。



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posted by きらっち at 21:34| Comment(0) | TrackBack(3) | 政治
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