2009年10月06日

発案者は大臣か官僚か?

【成長戦略会議設立へ…内需拡大の具体策検討】
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091005-OYT1T01330.htm

役人目線で考えると、前原国土交通大臣がこんな事を言うのは非常に奇妙なんですよ。というのは、この手の成長戦略物って今まで経済産業省とか、財務省が仕切ってやってたはずなんだけど、何で突然国土交通大臣が「直轄会議の議論を通じて道路やダム、空港整備に代わる成長策を模索する」という大義名分を掲げて、こんな事を言い出したのでしょうか?

俺が思うに、これは十中八九官僚側の発案だと思うんだよな。というのも、これは大臣直轄の会議であるので、ここでの意志決定はほぼ国土交通省としての決定を意味するわけです。ご存知の通り国土交通省は、民主党政権の下で間違いなく一番冷や飯を食わされる役所なわけで、これからどんどん予算が削られるでしょう。よって、まだ経済産業省や財務省が長期戦略を立てる前にこういう会議を立ち上げてしまい、「国土交通省としては、○○や××を今後推進していく」というようなものを打ち出して、予算のイニシアチブを取ろうとしているのではないでしょうか?国土交通省としては幸いな事に、これは大臣直轄の会議なので、財務省もここでの決定を覆すのは難しく追認せざるを得ないでしょう。

「予算削減政策が大きく動き出す前に、大々的に次世代の公共事業を打ち上げる」という国土交通省の作戦ですが、果たしてこれは前原大臣の発案でしょうか?どうも俺から見ると、「役所理論に精通している官僚の策に前原大臣が乗ってきた」というような感じを受けるのですが……。(当然、官僚側から大臣への説明は「内需拡大のために、道路・ダム・空港整備に代わる成長策を模索する」という説明の仕方だったのではないかと思いますが。)



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posted by きらっち at 09:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事
この記事へのコメント
まあ、潰すのは結構だけどケアをしていただかないと。それとも福祉と農業が後継なりえると思っているのでしょうかね?
Posted by あかさたな at 2009年10月06日 16:54
確かに、あかさたなさんのおっしゃる通りです。既存の産業なり仕組みを壊しても良いとは思いますが、真に必要なのはその後により良いものを作る事だと思います。
まぁこれについては、短時間でどうにかなるものではないので、しばらく現政権の仕事を見守るしかないわけですが、個人的には多少心配しています。
Posted by きらっち at 2009年10月07日 23:24
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