2010年02月01日

2009年Q4のアメリカ実質GDP

【米GDP5.7%増 6年ぶりの伸び率、景気回復鮮明に】
http://www.asahi.com/business/update/0129/TKY201001290499.html

↑の朝日新聞の記事は、誰かの受け入り文章なのか、記者が自分で書いたのかわかりませんが、めずらしくまっとうなGDP分析してますよ。(笑)


という事で、あまり俺の書くことがないのですが、一応数字として2009年Q4のアメリカ実質GDPを見てみましょう。
us-gdp_2009Q4.jpg
ふむ、GDPが増えたのは良いとして、アメリカの場合、やはり鍵となるのはGDPの7割程度を占める「最終民間消費支出」なんですよね。確かに「最終民間消費支出」が回復しているのは良い傾向なのですが、「最終民間消費支出」は「失業率増加」がブレーキ要因になるので、このまま回復基調に乗り切るかどうかは不透明だと思います。

そして「住宅投資」も、先の見えない状況なんですよね。最悪期の2009年Q2から一応は悪くなってはいないのですが、あまりにも回復ペースがゆっくりなのが心配です。しかも、税制優遇という政策を打ち出しているにもかかわらず、ほとんど「住宅投資」は回復していないので、アメリカの住宅経済は相当やばそうな感じもします。

「民間企業設備投資」ですが、2009年Q3の最悪状況からは抜け出たみたいです。回復ペースは遅いとは言え、順調に「民間在庫変動」のマイナス幅も縮小しているので、ようやくアメリカの企業部門は最悪期を脱出するのかもしれません。

「政府最終消費支出」ですが、ここは特段の変化も無く低迷する各項目を支えるために、アメリカ政府が引き続き頑張っている事があらわれています。2010年は、アメリカ政府も財政再建も考えなければいけないため、2009年と同程度の政府最終消費支出を期待できないかもしれないのですが、果たしてどこまでアメリカ政府がアメリカ経済を支え切れるのでしょうか。

最後に「純輸出」ですが、2009年Q3よりもマイナス幅が5%くらい縮小しました。これはドル安によって輸出の増えた事が主要因と書いてありますが、もう少し邪推すると、世界での"Windows 7"の発売が輸出を後押しした可能性があると見ています。よって、その反動で2010年Q1の輸出は減ると予想します。


まぁ、大抵この手の予想は当たらないものですが、3ヵ月後の次期アメリカGDPの発表を楽しみに待ちますか。(笑)
では、明日は韓国GDPを見ていきましょう。



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posted by きらっち at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済
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