2010年02月12日

今は内需産業が堅い!

【12月の失業率、2か月ぶりに改善-先行きは懸念】
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100130/49351.html

という事で、2009年12月の日本の失業率は5.1%との事。失業率のニュースは、この数字以上の詳細が報道される事はあまり無いので、「どの産業の就業者数がどの程度増減したか」という情報って、あまり聞かないんだよね。という事で、今日は産業別の就業者数について調べてみたので、これを見ていこう。


employment-by-industry-sector_1.jpg

employment-by-industry-sector_2.jpg

↑が、それぞれ日本の主要15産業における2007年1月の就業者数を100と見た場合の推移をあらわしたグラフである。これを見ると、どの産業が低迷していて、どの産業が調子良いのか大方は推測できますね。
まず、就業者数が明らかな減少傾向を示しているのは、上のグラフで言うと「建設業」「製造業」、下のグラフで言うと「複合サービス事業」というところでしょうか?特に、「複合サービス事業」は2007年1月時点と比較すれば、就業者数が30%程度も減少しているわけで、相当需要が落ちた事がわかります。最大の労働人口を抱える「製造業」の就業者数も10%程度の減少を示しており、さらにこの先減少するのか心配なところです。(おそらく、減少するような気がしますが……)一方で、「建設業」に関しては2009年の春が最悪期で、それからは若干の持ち直しの傾向が見られます。前政権による公共事業支出の効果が出ているのかもしれませんね。

そして逆に、就業者数の増えた産業を見てみましょう。上のグラフで言うと、「運輸業・郵便業」は通して100以上になってますし、2009年の下半期からは「情報通信業」も就業者数が上昇しています。下のグラフで言うと、「医療・福祉」「生活関連サービス業・娯楽業」が明確に該当するかと思います。
これらの結果から読み取れるのは、直近で就業者数の増えている産業は「内需産業」なんですよね。外需は基本的に調子の良し悪しの波が非常に荒いために、安定している内需産業が失業率上昇を防いでいる構図になっています。さらに、日本は他国と比較すると内需の強い国(GDPの60%程度が個人消費で、GDP対輸出額はわずか16%程度)なので、こういう世界不況の最中では、他国に比べたらまだ日本国内の雇用状況はマシという事でしょうね。


あとは、ここ数ヶ月で就業者数が急激に減っている産業がいくつかあります。上のグラフの「金融業、保険業」「不動産業・物品賃貸業」なんですが、これら2つは2009年前半までは就業者数が増えていたわけですが、何故か2009年後半にかけて就業者数が結構な勢いで減少に転じた事がわかります。元々、この2つの産業は就業者数が安定しているものではありませんでしたが、心配なところです。やはり、不動産や金融関係の会社が、これからどんどん潰れる兆候なんですかね?


という事で、今日は日本の各産業における就業者数の推移を見てみました。これを踏まえて、もし今俺がクビになったら、安定して今後も就業者数増加の見込まれる「医療・福祉」の業界に就活しに行きますかねぇ……。(笑)



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posted by きらっち at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済
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